先日は大日本鹿協会、日大の畜産女子さん達、現役ハンターさん達ほか様々な方々に混ざって
鹿の革なめしワークショップに参加しました。開催場所はふもとっぱらキャンプ場です。
講師は”もりのたね”代表の井戸直樹さん。現役ハンターであり、富士山麓で森林ガイドや皮革のワークショップを開催するなどの活動も行なっているそうです。
実際の鹿まるごと一頭を解体して皮を取り、それを革としてなめしていく全作業を二日かけて学びました。
まずは解体した鹿の皮についている肉を丁寧に銓刃(せんとう)という刃がない刀で取っていき、フレッシングします。
その後、消石灰で皮を浸して余分な組織や毛を取った後、タンニンにつけて鞣しました。
そのあとは皮を張り付けて乾かして、革に加工していくそうです。
なめしの基礎を学んだので、鹿革の財布やソファなんか作ってみたいです。
イノシシやシカなどの野生動物は、地方の過疎化により人の手が入らなくなった森で異常に繁殖している状態にあるそうですが、
森林や野生動物の長期的な保全を考えると、増えすぎた個体数は適切に調整する必要があるそうです。
その際に獲ったシカやイノシシの肉や皮などは、最大限有効活用したいですね。