師匠に連れられ今年も井川で鹿を取りに行きます。ここに来るといつも、自然の厳しさ、そして普段自分が何気なく食べているものの有り難さに気づかされます。
狩りは何チームかに分かれて、割り振られた場所で巻かれた鹿が降りてくるのを待ちます。どんどん山の斜面を登っていく師匠。追いつけない。
午前に割り振られた場所に到着しました。謎のお風呂を発見。暖かそうなので入って待つという手もあり・・?
そんな疚しい事を考えてたからなのか、午前中は別のチームが鹿を止めたとのことで、午後は別の場所へ移動です。
川沿いのタツマにスタンバイ。師匠の後ろに隠れますが、今日は特に風が強く砂埃で目がぜんぜん開けられませんでした。そして寒い・・。
鹿は白黒しかわからないらしく、色はさほど気にしなくていいそうですが、動くものには敏感に気づくらしいです。
なので鹿に気取られないようジッとしてないといけないのですが、動かないとほんと寒い。ささやかな焚き火だけが生命線。流木を集めてなんとか暖をとります。
ちなみに鹿は巻かれると川の流れに沿って走る性質があるんだそうです。この後、まさにその通り鹿が川上からこちらの川下に疾走してきました。迫力が凄かった。
なんとか日の入りまで寒さに耐えて、本日の狩猟終了。帰って獲れた鹿を解体して頂きました。今回は鹿のタン焼きも。美味しい。
有難いことに分け前も頂いたので、年末はシカ鍋で年が越せそうです。